古いパソコンに能力不足を感じてパソコンを買い換える人も多いかと思います。
ですが、パソコンはゴミ捨て場に捨ててはいけません。PCリサイクル法によりデスクトップPCは4200円の処分料を払わなければいけないということではなく、HDD内に保存した情報が悪用されるケースがあるからです。
特に「処分料がかからないから」ということで
その辺を走っている資源回収車やリサイクルショップなどに持ち込もうという人は要注意です。「ファイルは消したよ。なんで危ないの?」と疑問にお思いになるかと思いますが、はっきりというとWindowsのファイル削除の仕組みは不完全です。ある一定のスキルを持った人間であれば消したデータを復元することができます。
Windowsでのファイル消去の仕組みをお話しします。ここではHDDを図書館と見なし、ファイルを本とします。ユーザーがファイルを消去しようとすると司書(Windows)は図書目録(HDD上のファイルを管理する場所)から該当する図書目録を見つけ出し、それを破棄します。そして本があった場所は空いているという旨を記録するのです。つまり、ファイルの本体は削除した時点では残っています。そして新しい本(ファイル)を保存したいという場合に「〜は空いている」という情報を元に新しい物を追記するのです。悪意のある人間は、専用のソフトウェアを使ってHDD上のすべてのデータを読み込もうとします。そうすれば消されたはずのデータも読み込まれてしまいます。
ですが、対策も取ることができます。「ここは空き領域である」と示された部分をソフトウェアに探し出させてそこに無意味なデータを書き込ませます。そうすれば、復元することは難しくなります(厳密に言うと残留磁気を解析することで復元することはできるかもしれませんが、個人のHDDの内容をそこまでして復元しようとする人は滅多にいないでしょう)。また、パソコン内のどこか知らないところにデータが残っているかもしれないので、リサイクルショップにパソコンを売りに出すときは今までお世話になった感謝の意味も込めて、すっきりとした状態で売りに出してあげましょう。また、捨てる場合にはHDDだけを取り出しておくのも一つの方法かもしれません。うっかりとデータをバックアップし忘れたと言うことも防ぐこともできます。
関連情報
・ソフトナビ:復元・削除(Vector)